【 Powershot A520 水中写真テクニカルvol.2 】
前記事:Powershot A520 水中写真テクニカルvol.1
前の記事で「次回はデジカメ(PSA520)+ハウジング(WP-DC60)でどんな絵が撮れるのか,使い勝手はどうなのかを書いてみます.」と書いてから4ヶ月が経っていました.とりあえず参考になりそうな絵を示しながら話をすすめます(過去にアップした画像を含みますがあしからず).今回はワイド撮影の話.
========
現在の仕様@2006/05/01:
いろいろと変更がありました.
Canon Powershot A520 the Second(1代目水没による)
WP-DC60ハウジングに
シーアームライトでYS-90 AUTOを搭載.
自作ポートリングでminiQ40LEDをフォーカスライト
として搭載してます.またINON ADマウントに対応.
場合によってはシーアームをダブルアームにして
ES-150 DSストロボを追加したりしてます.
========
さて,まずはワイド撮影の一般的な話について.
水中では赤色から光が吸収されてしまいますので,5mも潜ると青かぶりした世界になります.潜ってる人はすでにご存知だと思います.水面のグラデーションといったなめらかな階調の表現はPowershotA520に限らずデジカメの苦手とするところです.Finepix S3 PROはこのあたりが強いのですが,私には高すぎて買えません(^^;)
ストロボの光も水中では2mも離れたら色を出せなくなってしまいます.これは外部ストロボを追加したとしてもほとんど変わりません.ワイド撮影にはストロボを使わないと考えてもらってOKです(ワイド撮影の中に近くの被写体を入れて,その被写体にストロボを当てて色を出す撮影方法もありますが,それについては別のエントリで取り上げます).
今回はストロボを使わないワイドの話.

Powershot A520
WP-DC60

Powershot A520
WP-DC60

Powershot A520
WP-DC60
いずれも外部オプションを用いずに撮った作例です.水面や水のグラデーションを写真で表現するためには,水面近くに露出を合わせてしまい,岩や魚などの被写体アンダーにしてシルエットにしてしまうのが手っ取り早いです.
まずはマニュアルモードか絞り優先モードで水面近くを試し撮りして露出を読みましょう.試し撮りの結果,水面近くが上手く写せていれば,その露出値(シャッター速度と絞りの値)をマニュアルモードで固定します.それから撮りたい構図で撮りたいところにピントを合わせて撮ると作例のような写真が撮りやすいです.
フルオートのカメラをお使いの場合には上記のような操作はできませんので,撮りたい構図で撮りたいところにピントを合わせて,あとは「露出補正」を使って撮影することになると思います.もちろんマニュアルモード以外でPowershotA520を使う場合も同様です.
***************
「ここに洞窟・地形系の写真」を追加して解説予定
***************
PowershotA520を含め,エントリークラスのデジカメはワイド端が35mmぐらいからはじまります.広い範囲を写しこんで広がり感を出すには少し・・・かなり力不足です.広い範囲を写すために1枚で撮るのではなくて,スティッチアシストモードを利用して複数枚撮影した写真をつなげることでパノラマ写真を作ることもできます(今度やってみます).
一枚で広い範囲を写すことは20mmや15mmフィッシュアイレンズなどを使えば可能ですが,コンパクトデジカメの場合にはレンズ交換ができないので,SEA&SEAやINONが提供しているワイドコンバージョンレンズやフィッシュアイコンバージョンレンズを追加することで同じような効果を得られます.
注意:コンバージョンレンズをつけるためには各社の対応しているアダプターを使う必要があります.Powershot A520には2社とも対応していませんので,そのままではコンバージョンレンズを使うことはできません.私のWP-DC60にはINONのADマウントを改造して取り付けてありますのでINONのワイコンを取り付けられますが・・・デジカメを選ぶ際には,先に対応したアダプター等があるかをチェックすることをオススメします.もしくは改造の道を選ばれるか・・・
次回はマクロ撮影と被写体の色についてです.たぶん(^^;)
PowershotAシリーズはエントリーながらマニュアルモードが使えるいいコです.いまならPowershot A620がオススメです.ハウジングとあわせても50000円ぐらいで揃いそうです(楽天).
FinepixF10/F11も水中ではオススメのカメラですが,絞り優先とシャッター速度優先しか使えません.カタログにはマニュアルモードが搭載されてじらーしてますが,しっかり読むと露出補正しかできないことが書かれています.これはおそらく露出の失敗写真を作らないように考えられた仕様だと思います.あまり信じたくない話ですが,マニュアル露出を使えるようにすると,ちゃんと写らないといったクレームがくるそうです.逆に何も考えずにバシャバシャ撮りたいならF10/F11はかなりオススメです.コンパクトデジカメなのに,動きのある被写体の撮影に便利なコンティニュアスAFというのを搭載しているのと,シャッタータイムラグが短いのでピントの合った写真が他に比べて楽に撮れます.F11はまだ高いですが,F10だとハウジングとあわせても50000円ぐらいですね(楽天)水没すると痛いので一つぐらい型落ちのモデルも狙い目です.
先日PowershotA520を水没させて痛い目にあいました.私の場合
ヤフオクで未使用品を10000円ぐらいで手に入れることができたので助かりました.あ,F10/F11のハウジングはダブルOリングになっているので安心感がありますね.
前の記事で「次回はデジカメ(PSA520)+ハウジング(WP-DC60)でどんな絵が撮れるのか,使い勝手はどうなのかを書いてみます.」と書いてから4ヶ月が経っていました.とりあえず参考になりそうな絵を示しながら話をすすめます(過去にアップした画像を含みますがあしからず).今回はワイド撮影の話.
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現在の仕様@2006/05/01:
いろいろと変更がありました.
Canon Powershot A520 the Second(1代目水没による)
WP-DC60ハウジングに
シーアームライトでYS-90 AUTOを搭載.
自作ポートリングでminiQ40LEDをフォーカスライト
として搭載してます.またINON ADマウントに対応.
場合によってはシーアームをダブルアームにして
ES-150 DSストロボを追加したりしてます.
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さて,まずはワイド撮影の一般的な話について.
水中では赤色から光が吸収されてしまいますので,5mも潜ると青かぶりした世界になります.潜ってる人はすでにご存知だと思います.水面のグラデーションといったなめらかな階調の表現はPowershotA520に限らずデジカメの苦手とするところです.Finepix S3 PROはこのあたりが強いのですが,私には高すぎて買えません(^^;)
ストロボの光も水中では2mも離れたら色を出せなくなってしまいます.これは外部ストロボを追加したとしてもほとんど変わりません.ワイド撮影にはストロボを使わないと考えてもらってOKです(ワイド撮影の中に近くの被写体を入れて,その被写体にストロボを当てて色を出す撮影方法もありますが,それについては別のエントリで取り上げます).
今回はストロボを使わないワイドの話.

Powershot A520
WP-DC60

Powershot A520
WP-DC60

Powershot A520
WP-DC60
いずれも外部オプションを用いずに撮った作例です.水面や水のグラデーションを写真で表現するためには,水面近くに露出を合わせてしまい,岩や魚などの被写体アンダーにしてシルエットにしてしまうのが手っ取り早いです.
まずはマニュアルモードか絞り優先モードで水面近くを試し撮りして露出を読みましょう.試し撮りの結果,水面近くが上手く写せていれば,その露出値(シャッター速度と絞りの値)をマニュアルモードで固定します.それから撮りたい構図で撮りたいところにピントを合わせて撮ると作例のような写真が撮りやすいです.
フルオートのカメラをお使いの場合には上記のような操作はできませんので,撮りたい構図で撮りたいところにピントを合わせて,あとは「露出補正」を使って撮影することになると思います.もちろんマニュアルモード以外でPowershotA520を使う場合も同様です.
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「ここに洞窟・地形系の写真」を追加して解説予定
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PowershotA520を含め,エントリークラスのデジカメはワイド端が35mmぐらいからはじまります.広い範囲を写しこんで広がり感を出すには少し・・・かなり力不足です.広い範囲を写すために1枚で撮るのではなくて,スティッチアシストモードを利用して複数枚撮影した写真をつなげることでパノラマ写真を作ることもできます(今度やってみます).
一枚で広い範囲を写すことは20mmや15mmフィッシュアイレンズなどを使えば可能ですが,コンパクトデジカメの場合にはレンズ交換ができないので,SEA&SEAやINONが提供しているワイドコンバージョンレンズやフィッシュアイコンバージョンレンズを追加することで同じような効果を得られます.
注意:コンバージョンレンズをつけるためには各社の対応しているアダプターを使う必要があります.Powershot A520には2社とも対応していませんので,そのままではコンバージョンレンズを使うことはできません.私のWP-DC60にはINONのADマウントを改造して取り付けてありますのでINONのワイコンを取り付けられますが・・・デジカメを選ぶ際には,先に対応したアダプター等があるかをチェックすることをオススメします.もしくは改造の道を選ばれるか・・・
次回はマクロ撮影と被写体の色についてです.たぶん(^^;)
PowershotAシリーズはエントリーながらマニュアルモードが使えるいいコです.いまならPowershot A620がオススメです.ハウジングとあわせても50000円ぐらいで揃いそうです(楽天).
FinepixF10/F11も水中ではオススメのカメラですが,絞り優先とシャッター速度優先しか使えません.カタログにはマニュアルモードが搭載されてじらーしてますが,しっかり読むと露出補正しかできないことが書かれています.これはおそらく露出の失敗写真を作らないように考えられた仕様だと思います.あまり信じたくない話ですが,マニュアル露出を使えるようにすると,ちゃんと写らないといったクレームがくるそうです.逆に何も考えずにバシャバシャ撮りたいならF10/F11はかなりオススメです.コンパクトデジカメなのに,動きのある被写体の撮影に便利なコンティニュアスAFというのを搭載しているのと,シャッタータイムラグが短いのでピントの合った写真が他に比べて楽に撮れます.F11はまだ高いですが,F10だとハウジングとあわせても50000円ぐらいですね(楽天)水没すると痛いので一つぐらい型落ちのモデルも狙い目です.
先日PowershotA520を水没させて痛い目にあいました.私の場合
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【 Powershot A520 水中写真テクニカルvol.1 】
新しくカテゴリを追加しました.いつになく具体的な内容になるはずです.「PowershotA520水中写真テクニカル」このカテゴリでは水中写真限定でPowrshotA520(以後PSA520)+水中ハウジングWP-DC60のインプレと実際の撮影で使える技術をシリーズで掲載する予定です.今後ともよろしくお願いします.
初回は,なぜこのカメラを選んだか?です.
まず予算の制約がありました.ワタクシまだまだ半人前の身分ですので,水中写真を撮るという趣味に使える額はおのずと決まってます.ニコノスRSとか買えないし,買ったら質に入れて学費にしろという話になります(すでに10万円ぐらい投資してしまったわけですがw).銀塩は上達にもお金と時間がかかると見て今回はパスしました.
そんなわけでデジカメ+水中ハウジング+メディアで予算5万円以下として探しました.もう少しがんばってもいいかとも思ったのですが,万が一水没したら,精神衛生上,体に悪いだろうというビビリ精神で上限を定めました(今ならPSA520本体を22000円で買えるので,水没しても1ヶ月の小遣いで復活可能なラインかと思ってます).で,実際に見てみるとデジカメ+水中ハウジングで5万円以下って結構選べるんですよ(過去ログ参考にしてください).
そのなかでなぜキヤノンなのか?PSAなのか?
陸上とは異なり,水中コンパクトデジカメ器材としては,オリンパスが圧倒的に強いです(マリンフォトとか雑誌ぱらっと見るとわかります).悩まずにμ-40とかC-770とかC-5050を買っておけば,後々外部ストロボやコンバージョンレンズを拡張するときに悩まなくて済むでしょう.それはわかっていたのですが,赤いハウジングが許せなかったのです(色のセンスはプロフ写真を見て頂けると納得して頂けるかと思います).メジャーなオリ機に一抹のうらやましさを感じながらも,人と違うカメラを使いたいコなのです.オリンパスはメーカー自体が水中デジカメ写真に力を入れていますので,Oリングなんかも
メーカーサイトですぐに見つけれていいです.
初代IXYデジタルを使っていたこともあって,キヤノンの評価が私の中で高かったこともありました.PowershotSシリーズは予算オーバーなのと電源ON/OFF方式が気に食わないのであきらめました.電源をボタン式にしてくれれば,補正予算を組んで対応していたかもしれません.
あとは,マニュアルで使えるカメラというのが(所詮コンデジ,されどコンデジでも)大切なのです.マニュアルで撮れる=失敗写真の量産+自分の選んだ露出で狙った表現が撮れることもある.オート専用機だと楽ではありますが,思い通りに撮れないと怒りを覚えます(それはIXYデジで身をもって実感しました).
そんなこんなで半年ばかり他人のデジカメをいじり,店頭のデジカメをいじくり,あーでもない,こーでもないと過ごしていたのですが,単三2本仕様のフルマニュアル機PowershotA520/510が発表になったことで決心がついたようです.A95(今ならA610)と最後まで悩んだのですが,予算と,使い勝手からA520に決定ししました(たとえばバリアングルいらないじゃんとか,電池4本重いじゃんとか).
その後,PSA520単体から外部ストロボの導入でSEA&SEA YS-90AUTO(ほんとはYS-25AUTOを買ったのですが)が追加され,ソニーのハンディカム用ワイコン5500円を分解,改造して追加した仕様になってますが,このあたりはまた後のエントリで詳しく紹介します.
次回はデジカメ(PSA520)+ハウジング(WP-DC60)でどんな絵が撮れるのか,使い勝手はどうなのかを書いてみます.
初回は,なぜこのカメラを選んだか?です.
まず予算の制約がありました.ワタクシまだまだ半人前の身分ですので,水中写真を撮るという趣味に使える額はおのずと決まってます.ニコノスRSとか買えないし,買ったら質に入れて学費にしろという話になります(すでに10万円ぐらい投資してしまったわけですがw).銀塩は上達にもお金と時間がかかると見て今回はパスしました.
そんなわけでデジカメ+水中ハウジング+メディアで予算5万円以下として探しました.もう少しがんばってもいいかとも思ったのですが,万が一水没したら,精神衛生上,体に悪いだろうというビビリ精神で上限を定めました(今ならPSA520本体を22000円で買えるので,水没しても1ヶ月の小遣いで復活可能なラインかと思ってます).で,実際に見てみるとデジカメ+水中ハウジングで5万円以下って結構選べるんですよ(過去ログ参考にしてください).
そのなかでなぜキヤノンなのか?PSAなのか?
陸上とは異なり,水中コンパクトデジカメ器材としては,オリンパスが圧倒的に強いです(マリンフォトとか雑誌ぱらっと見るとわかります).悩まずにμ-40とかC-770とかC-5050を買っておけば,後々外部ストロボやコンバージョンレンズを拡張するときに悩まなくて済むでしょう.それはわかっていたのですが,赤いハウジングが許せなかったのです(色のセンスはプロフ写真を見て頂けると納得して頂けるかと思います).メジャーなオリ機に一抹のうらやましさを感じながらも,人と違うカメラを使いたいコなのです.オリンパスはメーカー自体が水中デジカメ写真に力を入れていますので,Oリングなんかも
初代IXYデジタルを使っていたこともあって,キヤノンの評価が私の中で高かったこともありました.PowershotSシリーズは予算オーバーなのと電源ON/OFF方式が気に食わないのであきらめました.電源をボタン式にしてくれれば,補正予算を組んで対応していたかもしれません.
あとは,マニュアルで使えるカメラというのが(所詮コンデジ,されどコンデジでも)大切なのです.マニュアルで撮れる=失敗写真の量産+自分の選んだ露出で狙った表現が撮れることもある.オート専用機だと楽ではありますが,思い通りに撮れないと怒りを覚えます(それはIXYデジで身をもって実感しました).
そんなこんなで半年ばかり他人のデジカメをいじり,店頭のデジカメをいじくり,あーでもない,こーでもないと過ごしていたのですが,単三2本仕様のフルマニュアル機PowershotA520/510が発表になったことで決心がついたようです.A95(今ならA610)と最後まで悩んだのですが,予算と,使い勝手からA520に決定ししました(たとえばバリアングルいらないじゃんとか,電池4本重いじゃんとか).
その後,PSA520単体から外部ストロボの導入でSEA&SEA YS-90AUTO(ほんとはYS-25AUTOを買ったのですが)が追加され,ソニーのハンディカム用ワイコン5500円を分解,改造して追加した仕様になってますが,このあたりはまた後のエントリで詳しく紹介します.
次回はデジカメ(PSA520)+ハウジング(WP-DC60)でどんな絵が撮れるのか,使い勝手はどうなのかを書いてみます.
- [2005/11/10]
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